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【心リハ】遠隔心臓リハビリシステムの治験が始まるらしい

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昨今、心臓病の患者さんの自覚症状や運動耐容能を改善するため、心臓リハビリテーション(運動療法)の導入が勧められています。

かくいう私も、今年5月に受けた開心術後、すぐに心臓リハビリテーション(以後、心リハ)が始められました。

入院中に約2週間の心リハを行い、日に日に身体がしっかりしてゆくのを自覚することができたような気がします。

退院後も外来での心リハに通うよう勧められましたが、自宅からかなり遠方の病院に週3回通院することは難しく断念しました。まぁ、本気を出せば通えるのでしょうが、そこまでの意気込みはなかったし、家族に送迎を頼まねばならないのも心苦しく、何より通院に往復2時間かけて実質30分の心リハに通うことが億劫でもありました。

そんな風に、病院が遠い、家族の助けが得られないなどの理由で、多くの人にとって外来での心リハ継続はなかなか難しい状況にあるようです。

 

そこで、自宅に居ながらにして、遠隔モニタリングを受けながら心リハができるシステムが開発され、治験が始まるそうなのです。

 

日経メディカル(2020/07/13)より、

国内初、遠隔心臓リハビリシステムの治験を開始:日経メディカル

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大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学のグループが、自宅で運動療法を行う心不全患者に対して、医師が遠隔でのモニタリングや指導を行う「遠隔心臓リハビリテーションシステム」の医師主導治験を開始する、とのこと。

7月の記事なので、治験はもうスタートしているのでしょうか。

 

概要は、 

通院の負担なく心臓リハビリを実施する方法として、遠隔心臓リハビリシステムが検討されている。これは、患者が自宅で運動療法を行い、ICTを活用して医療機関から医師がモニタリングや指導を行うというもの。

大阪大学医学部発のベンチャー企業であるリモハブが開発したオンライン管理型⼼臓リハビリテーション用の装置、通称「RH-01」では、患者の自宅にIoT機能を搭載したエアロバイクを用意し、専用のアプリやウエアラブル心電計と接続。患者の血圧、脈拍、心電波形といったデータがクラウドを介して医療機関側のアプリに送信され、医師は医療機関からリアルタイムで問診や運動療法の指導を行うことができる。

 というものらしいです。

 

2018年に先行して行われたパイロットスタディでは、週3回の遠隔心臓リハビリによって、実施継続率は高く、有害事象もなく、6分間歩行距離も有意に改善したそうです。

それを基に、全国8施設で医師主導の遠隔心リハ治験が行われるとのこと。

 

こういった取り組みやシステムは、患者にとっては大いに歓迎です。

自宅で医師のモニタリングを受けながら安全に心リハを行うことができれば、通院の負担もなく、心リハの継続も容易になります。

こういった機器が、将来的には期間限定のないレンタルなどで利用できるようになればいいですね。

 

また、モニタリング必須の心不全だけでなく、比較的軽度な心臓病患者の心肺機能の改善や健康維持目的でも、心リハ支援アプリなどが開発されて、「リハビリの時間です、血圧測定をしてください、スタートしてください」とか、AI的に心リハをサポートしてくれるようなものができたら、さらに気軽に使いやすくて、モチベーションも上がっていいのになー、などと夢想しています。

というか、もうすでに、Apple Watch や Fitbit などのスマートウォッチやアクティブトラッカーなどのウェアラブル端末とアプリの同期によって、上記の一部は実現されているのかもしれません。

今後、それらに血圧計、心電計、SpO2などが標準で実装、利用可能となれば、運動支援、心リハ支援も進んでいくのかもしれません。

私が考えるようなことは、たぶんもう頭のいい人たちが考えていると思うので、これからデジタル化も進められていく中で、実現は目前かもしれませんね。

 

今後の展開として、まずは遠隔心臓リハビリシステム、そして自宅での心リハが普及することになれば、うれしいことです。