うたたねモード

セミリタイア?っぽく生きてみる。

長梅雨、そして近況

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お久しぶりです。

前回記事から五か月余にわたりここを留守にしていました。

その間に去る五月、人生で二度目(小さな手術は除く)となる心臓の再手術を受けました。

おかげさまで手術も無事に守られ、安堵のうちに家に戻ることができました。

今は毎日、心臓リハビリで歩くことを仕事にしています。

 

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前回記事の後、世の中はコロナ禍に翻弄され、まさに世界が変わってしまいました。

各地で刻々と感染者が増え、4月には緊急事態宣言が発出されて一億総ステイホームに突入。

家籠りしながらじっと過ごしていた四月下旬、なぜかのど痛から微熱が続き…もしや?という不安がよぎります。

発熱のため、検診予定だった心臓外科の術前最後の診察をパスしなければならず、心臓外科医と術前のミーティング機会を逃すことになりました。

コロナ禍、発熱、手術・・・、めっちゃ不安な状況。

ただ、診察をお休みした方がよいか病院に問い合わせた際、不在だった先生がその後折り返しお電話をくださり、電子メールアドレスを教えていただいたため、次から次に浮かんでくる不安と疑問をメールでぶつける日々が始まりました。

 

入院予定日まで残すところ二週間。

あれはどうなのか、これはどうするのか、それで大丈夫なのか、といったあれこれについて先生とメールのやりとりをする中で、手術の選択肢についてかなり大きな決断をしなければならず、決めかねて揺れる心。

「セカンドオピニオンを聞きたいところだが、時間がない」と先生に心境を吐露すると、先生自らが信頼できる他の心臓外科医や、院内循環器内科チームの意見なども聞いてくださったこと、その上でベストと思われる選択肢を提示されていることがわかりました。ついには、先生の真摯で毅然とした言葉に、外科医の本気を垣間見たのでした。

そして自分自身、最適解であろう選択肢に納得し、覚悟が決まりました。

微熱は十日ほどで解熱。微熱が長引いたのは、もしかしたら手術を控えて知恵熱もあったのかもしれません。

 

手術が決まった年明けから、十年ぶりくらいに聖書の通読を始めていましたが、入院前にはまったく神頼みのように祈る毎日でした。

所属教会のみなさんが祈っていてくださることも心強い支えでした。

友人が「すべて神様に委ねましょう」と言ってくれたことが腹に落ち、それ以降は平静な気持ちで手術に向かうことができたように思います。

 

入院した部屋は、四人部屋の大部屋にもかかわらず、わたし一人だけの個室状態。

誰に気を遣うこともなく、手術日までの数日を「きょうの猫村さん」を読みながら一人でのんびり過ごすことができました。

 

手術日の朝、家人に見送られて手術室へ。

手術台に横たわり、「主に委ねます」と念じながらあっという間に麻酔で眠りにつくと、次に目を覚ましたときはすでに手術は終わり、口に人工呼吸器が入っていました。

呼吸器をつけたままうつらうつらしながら長い一晩を過ごしたのち、翌朝やっと呼吸器が抜かれました。つらかった。

術後一日目、すっかり目が覚めると、そこはICU。午後には隅のICU内個室に移動。

術後二~三日目には、胸の傷と胸腔ドレーンの痛みに悶絶し、ロールシャッハテストのような模様の幻視に苦しめられました。幻視は麻薬系鎮痛剤の影響なのかもしれませんが、ないものが見えるってホントつらい。あまりにもつらすぎて、リハビリしてくださるOTさんと看護師さんの前でシクシクと泣きました。

術後四日目には病棟個室に移り、いろんな管が抜けていってトイレに行けるように。でもまだ、とにかくしんどい。酸素吸入も継続。

術後七日か八日目あたりに元の大部屋に戻り、術後九日目からは本格的な心臓リハビリ(エアロバイク、トレッドミル)が始まりました。

それから二週間、心リハ三昧の毎日。土日も病棟ウォーキングと筋トレの指示が出ていたので、休みなしです。

心リハが始まるとすぐに酸素から離脱。心リハの効果すごい。

日にち薬のごとく、術後のしんどさも日に日に癒えていくのを実感していました。

そして、約1か月弱で退院となりました。

 

かなり端折って書きましたが、16年前の手術よりつらかったような気がします。

年をとったせいもあるのでしょうか。(^^;)

 

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現在、最適解の選択肢をとったために実は新たな痛みや不快感が残ってしまってはいるのですが、それは命を修復していただいたことの証かもしれない、と思って次第に許容しつつあります。

季節は梅雨、雨降りが続いている中、政府から届いた定額給付金をホクホク顔で受け取り、思い切って念願のウォーキングマシンを買ってしまいました。

毎日、マシンで20分×2セットのウォーキングに励んでいます。

病院では15分×2セット×2クールで計60分歩いていましたが、家ではマシンで40分、アクティブトラッカーの歩数計では1日およそ5000歩となるので、よしとします。

 

術後の検診では、外科医の先生から「できることは何でもしていいですよ」とすでに2回も言われていますが、正直、何をしていいのかわかりません。何かをしなければならないのか、というプレッシャーがすごい。

でも、特別何かをしなければならないわけでもないでしょう。

さすがにもう外で働ける気はしないので、とりあえず淡々と家事をこなす毎日です。

病気の性質上、減塩にも気を付けなければならず、目下のところ減塩料理を工夫するのも仕事になっています。

昔は料理なんて嫌いだったのですが、最近は少し楽しくなってきました。クラシルやユーチューブで料理のヒントをもらっています。

 

長梅雨が続いています。各地の大雨被害には心からお見舞い申し上げます。

梅雨明けを待ち遠しく思いながら、新しく与えられた今日をいつもと変わらず生きています。

 

近況でした。