うたたねモード

セミリタイア?っぽく生きてみる。

映画『いつか晴れた日に』を観ました

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HDDレコーダーに眠っていた映画鑑賞シリーズ、です。

 

1995年の英・米制作映画、『いつか晴れた日に』。

米アカデミー賞(脚色賞)、ベルリン国際映画祭・金熊賞、ゴールデン・グローブ賞(作品賞、脚本賞)などなど、数々の賞を受賞しています。

 

19世紀初頭、ダッシュウッド家の当主が後妻と三人の娘たちを残して他界。財産は長男に渡り、ダッシュウッド家の母娘たちは十分な援助も得られないまま屋敷を追われ、新しい住処を探すことに。親戚筋?のツテでたどりついた郊外のコテージでつつましく暮らし始めると・・・というお話。

 

当時の衣装や人々のふるまいが古式ゆかしい感じ。

控えめな長女エリナー(エマ・トンプソン)、情熱家の次女マリアン(ケイト・ウィンスレット)、子供らしく無邪気な三女マーガレット(エミリー・フランソワ)。

そして、彼女たちの前に現れた青年エドワード(ヒュー・グラント)、青年ウィロビー(グレッグ・ワイズ)、ブランドン大佐(アラン・リックマン)。

年頃の娘たちの心情が、彼らの動静とともに揺れ動いていきます。

 

ネタバレは控えますが、ラストシーンで滂沱の涙・・・。

特に最後半の、マリアンの絶望、エリナーの孤独、そして、結末へとつむがれていく物語が、なんとも心に沁みます。

 

脚本は、主演も兼ねているエマ・トンプソンなのですね。才女です。

原作はジェーン・オースティンの『分別と多感 "Sense and Sensibility"』。

読んでませんけど、映画だけでもすばらしい。

抑制のきいた、しかし抒情にあふれた物語、しびれます。

 

エマ・トンプソンも、ケイト・ウィンスレットも、わたしの大好きなヒュー・グラントも、みな適役。

ブランドン大佐も、なかなかに渋メン。どこかで見覚えがあると思ったら、ハリー・ポッターのスネイプ先生でした! そのアラン・リックマンは2016年に故人となりました。残念です。

 

最近、個人的に複雑な心模様であまり頭を使いたくない状況でしたが、この物語世界にただ浸り、ひとときの清らかな雨に打たれて心の澱が洗い流されたような、そんな思いになりました。

後味さわやかな、すてきな作品でした。

 

『いつか晴れた日に』(原題:Sense and Sensibility)

1995年/イギリス・アメリカ

監督:アン・リー

脚本:エマ・トンプソン

キャスト:エマ・トンプソン、アラン・リックマン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、グレッグ・ワイズ、ほか

おすすめ:★★★★★